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ギターチューナー コルグ Pitchchip PC-1 レビュー

ギターチューナーにコルグのAW-2Gを使っていると書きましたが、同じくコルグのPitchclip PC-1も持っています。
これもギターを買った時にオマケでもらったものです。
この時は単にチューナーがもらえると言うことだけで機種は選べなくて、箱を開けてみるとこの Pitchclip だったわけです。

こちらはAW-2の下位機種で色々な機能が簡略化されています。
しかし簡略化されている事でかえって使いやすい感じがします。

機能比較表
Pitchclip PC-1 AW-2G
ディスプレイ LED LCD(液晶)+ ライト
ディスプレイ角度 1方向 自在
基準ピッチ 440Hz 固定 410 – 480Hz
表示反転機能 上下反転 左右反転
信号入力 ピエゾ ピエゾ/マイク
電池 CR2032 CR2032
動作時間 17時間 75時間(ソフトライト)
オートパワーオフ 有り 有り
ボタン 電源 電源
MIC/PIEZO
LIGHT
CALIB 上
CALIB 下

まずAW-2と比べて良い点をいくつかあげてみます。

  1. 価格が安い
  2. ディスプレイが見やすい
  3. 操作しやすい

1. は、ディスプレイ方式をLEDにし、機能を簡略化して価格を抑えています。

2. は、ディスプレイがLEDなので見やすくなっています。
ただ音名のアルファベット表示がなぜかオレンジ色で赤の方が見やすいのになと思います。
もししたら、消費電力か何かの都合でオレンジ色にしているのかもしれませんが、その辺は不明です。

3. はボタンが電源だけなので誤操作もなく分かりやすくなっています。
その電源ボタンも比較的大きいので操作しやすいです。
そして電源ボタンを1秒間の長押しすることで表示が上下逆になります。

次にAW-2に比べて劣る点を上げてみます

  1. 動作時間が短い
  2. ディスプレイの角度設定がし難い
  3. ギターから取り外して使えない
  4. 基準ピッチが変更できない

1.はAW-2に比べてというだけで、実際普通の使い方でどれくらい使えるかが問題だと思います。
個人的には普通の使い方で半年も使えれば十分合格点で、1年以上も保てばまったく問題ないように思えます。
電池は一般的なボタン電池のCR2032で100円ショップでも売っています。

2.はディスプレイが折りたたみの手鏡のように一方向だけに動かせるようになっています。
そのためクリップ自体である程度見やすい方向に取り付ける必要があります。
しかし、構造がAW-2より単純なため、壊れにくい可能性はあります。

3.は、Pitchclipの音の取り込みがピエゾピックアップだけで、ボディの振動を直接拾うようになっているので、ギター本体から取り外して、譜面台や近くに置いて使うことはできません。
ただし当然ですが、ギターアンプを使うならアンプに取り付けたり、上に置いたりしては使うことができます。
このタイプのチューナーはギター本体に取り付けて使うこと自体に意味があるので、この項目はマイナス要素にはならないように思います。

4.は、これもほとんどの人はデフォルトの440Hz使うと思われるのでマイナス要素にはならないと思います。
僕自身も440Hz以外で使うこともないですし、AW-2Gの記事で書いた誤操作もなく、操作も簡単なのでマイナスどころか逆に良い点だと感じています。

その他、気がついた事を上げてみます。

チューニングの針の代わりに7つのLEDを使って表示していてデジタル的な印象があります。
しかし実際使ってみると、LED一つづが単純にオン/オフではなくて、明るさが段階的に変化するようになっています。
それによってチューニングの状態を非常にアナログ的な感覚で認識することができます。
別の表現をすると7つのLEDを使っているにも関わらず無段階的なスムースな表示をしてくれます。

また、AW-2同様ソリッドボディのエレクトリックギターの生音でも問題なくチューニングできます。

先にも書きましたが、電源ボタンの操作が非常にしやすいのでとても気に入っています。
僕の場合、チューニングするときに「ピッ」と電源を入れて、チューニングが済んだらすぐに「ピッ」と電源を切ることが気軽にできるので、もしかしたらAW-2よりバッテリーが長持ちするかもしれません。
(AW-2の場合は少し電源操作がやりにくいのでそんなに頻繁にオン/オフする気になりません。)

オート・パワーオフは実験してみると10分で動作しました。
設定時間は2~3分でいいのにと思いますが。
個人的には1分でも構わないと思います。
使用中に1分間も連続してチューナーに一切の振動を与えないことなんて不可能ですから、不意に電源オフすることはないと思います。
そうしたら、実質的な動作時間も長くなるでしょうから。

総評としては、写真とスペックの説明だけより、実際に使ってみると意外に事前の予想以上に使いやすい感じがしました。
Pitchclipは、ポジション的に良い場所に取り付けられたならAW-2より使いやすいと思います。
また、AW-2の下位機種と書きましたが、スペック的に下位ではあるものの、若干タイプの違うチューナーだと言えます。
両方使ってみて思うのは Pitchclip の方が良い部分もあるので、購入を考えている人はAW-2の方が上位機種だからなどと単純に判断せずに、できれば実際に両方を操作して選んだ方が良いと思います。

十分、合格点!

追記2012/1/10

これを使い出してから、ほとんどAW-2Gを使わなくなりました。
ディスプレイが赤いLEDなので見やすいし、電源のオンオフもし易いので自然とPC-1の方を使ってしまいます。
ただ、僕の好きなギターへの取り付け場所はPC-1のディスプレイが上下逆になってしまいます。
PC-1には上下反転表示の機能があるのですが、その状態を保持していなく電源オフで忘れてしまいます。
上下反転表示するには電源ボタンを1秒間押さなくてはいけません。
PC-1の不満はこの上下反転状態を保持しないことくらいでしょうか。

関連リンク:
コルグ AW-2G レビュー
クリップチューナー一覧
チューナーを使ったチューニング